新生児期・乳児期

新生児期と乳児期の生後1年間では、中枢神経や筋肉・感覚機能の違いに伴い、姿勢の保持や
粗大運動が目覚ましく発達する。

新生児期から乳児初期には、運動能力の発達の第一段階として姿勢保持などに
必要な反射運動がみられる。
反射が消失することで意識的な動作がスムーズに行われるようになる。


粗大運動(全身を使う運動)の時期と特徴

首のすわり・・・・4~5か月・・・・乳児期初期の最初の姿勢保持

寝返り・・・・・・・・6~7か月・・・・自分で仰臥位から腹臥位に変わるようになる

おすわり・・・・・・8~9か月・・・・6か月ごろには手をつなげば少しの間は座位を保つことができる

はいはい・・・・・9~10か月・・・・手と足ではって前進する

つかまり立ち・・10~11か月・・・何かにつかまって一人で立ち上がる

一人歩き・・・・・1歳3~4か月・・筋肉の発達、運動神経、平衡感覚の発達によってはじめることができる




手先の微細運動
手や足の全体運動から始まり、手掌や指先の運動の様に中枢から末梢の方向に発達していく。
生後2~3か月頃までは把握反射がみられる。
物の把握は、生後6か月ごろまでは手掌全体で包むように行うが、生後12か月では指先でつまむことができるようになる。




新生児期にみられる反射の種類と出現・消失

1 出生時に存在し、4~5か月までに消失する反射(原始反射)
  モロー反射・追っかけ反射・吸綴反射手掌把握反射など

2 出生時に存在し2歳ごろに消失する反射
  バビンスキー反射(成人では錘体路の生涯を示す病的反射)


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